静岡茶の魅力再発見(2) 静岡市清水区の両河内のお茶から作った「苦くない紅茶」
静岡駅ビルに開店 「ニガクナイコウチャ」
「ニガクナイコウチャ」和紅茶アドバイザー 北條真悟さん:「僕ら静岡市清水区両河内でお茶を作っている農家なんですが、地元の魅力やお茶の魅力を知ってもらいたいと思って、オープンしたお店です」
ここの紅茶は全て、静岡市清水区両河内地区のお茶から作られています。
北條さん:「このお茶から紅茶が作れるんだ! その驚きからお茶の魅力を感じてくれる人もいるんじゃないかと思い、紅茶作りに力を入れている」
「ニガクナイコウチャ」で売っている紅茶は、もちろん…。
女性客:「苦くなかったです、風味が良くておいしかった」
北條さん:「地元の両河内は霧がすごく出るんです。霧が出ることで渋みがなく、繊細な茶葉が取れる、その茶葉で作るとより渋みの少ない紅茶ができる」
一番人気のフルーツティーは、フレッシュオレンジと自家製の柚子ジャムが入っています。苦みや渋みが少ない紅茶だからこそ、フルーツやジャムがよく合うそうです。
田代絢子店長:「すっきりしていてとても飲みやすいという声があります。女性だけではなく意外と男性の方も一人で来てくれる」
和紅茶のソフトクリームを使ったパフェも人気。甘さ控えめでさっぱりとした和紅茶のソフトにフルーツもどっさり入ったパフェ、上にかかっているのは緑茶の茶葉。食感のアクセントになります。
こちらの紅茶、プレゼントにも人気のようです
お客さん:「友人にお礼を渡したくて、そのちょっとした品として買いに来た。オシャレでいいなと思う」
お客さん:「買ったことがあり、おいしかったのでプレゼントに買おうかと思う」
お客さん:「奥さんのために買いに来ました。お店で紅茶買うのは初めてです。奥さんが紅茶飲むようになったので、気になって買いに来ました」
静岡茶の未来は…
ティーバッグが2個入ったこちらの紅茶は、カラフルでカワイイパッケージが人気です。「ニガクナイコウチャ」は、元々両河内地区でお茶の生産から販売まで一貫して行っている会社「グリーンエイト」の新事業。茶工場に併設したカフェや、茶畑に作られたテラスなど、これまでもお茶の魅力に触れる機会を次々と提案してきました。
そんな会社の代表が考える静岡茶の未来とは…。
グリーンエイト代表 北條広樹さん:「一般のお客様にどれだけアプローチできるかにかかっている。鹿児島と大きく違うのは、立地面で東京や名古屋に近いですし、大都市圏へのアプローチをお茶の関係者みんなで続けることで、今後、静岡茶が進む道を示してくれると思う」