“最強寒波”襲来で静岡県内は今シーズン初めてとなる「低温注意報」発表…寒さをしのぐあったかグッズの売れ筋は?

気象庁 加藤廣 センター長:
「あす24日から26日にかけて日本の上空にはこの冬一番の強い寒気が流れ込むため日本海側を中心に大雪となる恐れがある、太平洋側でも大雪や積雪となる見込み、大雪や暴風雪、吹き溜まり、低温による路面凍結、交通障害等に警戒してください」

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25日は各地で氷点下…すでに交通機関に影響も

23日、気象庁と国交省が共同で会見を開き、10年に一度といわれる、“今シーズン最強寒波”への注意を呼びかけました。
 
 24日朝の冷え込みは、3月上旬から4月上旬並みとなった県内。

 それでも、25日は、三島でマイナス5℃、浜松と熱海市網代でマイナス3℃、静岡市でマイナス2℃などと、各地で氷点下となる見込みです。

 県内の山地では25日正午までの24時間で西部で3センチ、中部で2センチ、東部で1センチの雪が降る予想です。

 静岡地方気象台は24日午後、県内全域に今シーズン初めてとなる「低温注意報」を発表。

 路面の凍結による交通障害や水道管の凍結などに注意が必要です。

 すでに、交通機関には、“今シーズン最強寒波”の影響が出ています。

 熊本空港と福岡空港が雪のため、FDA=フジドリームエアラインズは午後4時までに、静岡空港を発着するあわせて6便の欠航を決めています。

 25日以降も、欠航や遅延の可能性があるということです。

 一方、ネクスコ中日本によりますと現時点で、県内の高速道路は通行止めの可能性がある区間に含まれていませんが、雪が降る恐れがあるため、不要不急の外出を控えてほしいとしています。

画像: 25日は各地で氷点下…すでに交通機関に影響も

靴下の売り上げは去年の1.5倍

林輝彦アナウンサー:
「これから襲来する寒波に備えてこちらのお店ではいろいろな温かグッズがあるということなんです、さっそく見て行きましょう」

 家具や雑貨などを扱う静岡市駿河区にある「maruichi静岡店」。

 寒さをしのぐあったかグッズを取り揃えていて、売れ行きも好調だそうです。

 寒さは足元からやってくる!ということでそんな時には…靴下です。

maruichi 静岡店 江藤彩子さん:
「薄手だけど、履いてもらうとわかるが、だいぶ温かくなっていて売れ行きも断然、この薄手の商品が出ている。(薄手の靴下)たくさんカラーは残っていたが最近急に売れ出して、あしたからの寒波もあるだろうが売れ出して今2色しか薄手が残っていない」

 こちら「まるで毛布!のような暖かさ」という商品名の靴下。(※3足1100円・1足418円)保温性が高い裏起毛。

 それでいて薄手なためファッショナブルに使えと人気だそうです。

 靴下コーナーの売り上げは、この寒さを受けてか去年の同じ時期の1.5倍に。

 他にもスリッパやネックウォーマーなども売り上げが伸びているといいます。(※ネックウォーマー 660円)

画像: 靴下の売り上げは去年の1.5倍

湯たんぽは去年の2.5倍

さらに今年は電気代や燃料費の高騰で防寒もでき、節約もできるグッズも人気です。

maruichi 静岡店 井上佳保さん:
「こちらが売れ筋となっています」

林輝彦アナウンサー:
「こちらは何ですか?」

maruichi 静岡店 井上佳保さん:
「こちらがECOゆたんぽになっています」

 寒い夜に欲しくなる「湯たんぽ」。
 
 こちらの電気湯たんぽは、30分の充電で、最大4時間、暖かさが続くそうです。

maruichi 静岡店 井上佳保さん:
「この湯たんぽは去年の2.5倍売れていて、今年は湯たんぽがよく動く時期になっている」

 電気湯たんぽの実力は…。

林輝彦アナウンサー:
「(※ECOゆたんぽを抱く)抱きしめてもいいですか、あったかい。どうですか?」

店員さん:
「とても・・・かわいいです」

 寒さをしのぐグッズは体の“外側用”だけでなく…。

林輝彦アナウンサー:
「寒い季節、やはり暖かいものが欲しくなりますよね。こちらの店にはおでんがずらっと並んでいる。こういった食べ物も良く売れている」

 静岡おでんなど、体の内側から温まるものや、末梢神経を温めて血行を促進する作用があると言われる塩を使った入浴剤なども人気だということです。

画像: 湯たんぽは去年の2.5倍