さっぱりしたものが欲しいから？　厳しい残暑にところてんの売れ行き好調　静岡・三島市

白鳥衛記者：「午後１時すぎの三島市です。午前から強い日差しが照り付け、むしむしとした暑さが続いています。また、コンクリートの地面は９月とは思えないほどの熱さとなっています」

　高気圧に覆われ、きょうも青空が広がった県内。９月もすでに中旬ですが朝から気温が上がり、きょうも季節外れの蒸し暑い 1 日となりました。最高気温は、三島市と佐久間で３４．７℃、天竜で ３４．８℃を記録。また、静岡市では３２．８℃を観測し、今年７３回目の真夏日に。１９４０年の統計開始以来、過去最多を更新し続けています。

さっぱりした方がいいから？…ところてんの売れ行き好調

　県内で最高気温となった三島市の甘味処では、この暑さのせいか、売れ筋の商品に変化が出ているといいます。

甘味処　伊豆河童　高橋康子店長：「特にところてんが、いつもあんみつの方が多いんですけど、今年はところてんのほうが多いです。さっぱりしたものがいいんじゃないでしょうか」

　こちらの店舗では、普段、あんみつがよく売れるということですが、この暑さのせいか、今は、ところてんの売り上げが伸びているということです。ただ、例年と比べても、今年は特に暑い日が多いため、来客数にも影響が…。

甘味処　伊豆河童　高橋康子店長：「たくさんのお客様に利用していただいていますけど、ちょっと暑すぎて、人通りが少なくなっているところもあるので、どちらかというとテイクアウトのお客様が多いです」

　店によりますと、客の年齢層が高いためか、暑すぎる日は来店する客の数が減ってしまうということです。