黄瀬川大橋の一部が崩落、増水で住宅が川に流される 静岡・沼津市など
静岡県や警察によりますと、沼津市と清水町を結ぶ黄瀬川大橋の一部が崩落しました。さらにその上流にある住宅1棟が流されたということです。住宅には2人が住んでいましたが、すでに避難していて無事でした
藤井章人記者:「午前7時、沼津市原地区です。ご覧の様に交差点が完全に冠水しています。現在、作業員が車のドライバー1台1台に通行止めを伝えています」
近所の人:「50センチ以上ひいたんじゃないかな。2時半から3時ころ膝までこの辺まであった」
県内では昨夜からけさにかけて発達した雨雲が流れこみ、記録的な大雨となりました。
こちらは午前7時ごろの沼津市黄瀬川の様子です。ものすごい勢いで濁った水が流れているのがわかります。
観測された24時間雨量は浜松市天竜で248ミリ、森町三倉340ミリと観測史上最大となり、御殿場でも392ミリ、富士が326.5ミリと7月としては観測史上最大になっています。
現在、県内では上から2番目の警戒レベル4が沼津市や伊東市など東部を中心に発表されています。
また県によりますと、現在、東部を中心に51世帯88人が避難しています。
今後も土砂災害、低い土地の浸水、川の増水に注意、警戒が必要です。引き続き、昼前にかけて東部を中心に大雨に警戒してください。
交通情報
鉄道は、飯田線と御殿場線、身延線、さらに東海道線の熱海~興津間で運転を見合わせています。このほかにもJR各線や伊豆急行の一部で運転見合わせが続いています。また新幹線は運転を見合わせていましたが、10時45分から運転を再開しました。依然としてダイヤに乱れが生じています。
東名高速道路では大井松田ICから袋井IC間、浜松西ICから愛知県の豊川IC間で通行止め、新東名は新御殿場ICから岡崎東IC間で通行止めとなっています。国道や県道でも県内の広い地域で通行止めが続いています。