静岡・熱海市の土石流災害現場ですでに220ミリの雨…盛り土付近で小規模な崩落も

 静岡県内では15日、広い範囲で雨が降り、熱海市の土石流の起点部分では小規模な崩落も起きました。

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静岡・熱海市の土石流災害現場ですでに220ミリの雨…盛り土付近で小規模な崩落も

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 九州から関東にかけて発達した前線が停滞し、県内にも湿った空気が流れ込んだ影響で、大気の不安定な状態が続いています。15日も昼過ぎにかけて雨が続き、7月、土石流が発生した熱海市伊豆山地区では降り始めから午後3時までに220ミリの雨が降りました。土石流の起点部分では午前10時20分ごろ、小規模な土砂の崩落が起こりました。

 これに対し県は「砂防施設が機能しており、住民にも避難指示がでているため、経過観察を行っていく」としています。行方不明者の捜索活動は、雨の影響で前日から中止していて、崩落による被害は確認されていません。

 東名高速道路の沼津インターから神奈川県の大井松田インターにかけてなど道路も一部通行止めとなっています。

 雨は今夜からあす16日にかけて一旦、小康状態になる予報ですが、あすの午後から再び雨の範囲が広がり、あさっては降り方が強まる見込みです。災害の危険が高い状態が続くため、警戒が必要です。