下田市と南伊豆町全域に「避難指示」　あさって３日まで断続的に大雨　静岡県/７月１日

原川朋華記者：「先ほどよりも雨粒が大きくなってきて、風も吹いてきました。みなさん早歩きで職場へ向かっていきます」

　活発な梅雨前線の影響で静岡県内は６月３０日の夜から雨が降り続いています。午後５時半現在、下田市、南伊豆町、東伊豆町、河津町、松崎町、伊東市、御前崎市、牧之原市の８市町に大雨警報が発表されています。降り始めからの雨量は、南伊豆町の石廊崎で１８９ミリ、伊豆市の天城山で１８３ミリ、東伊豆町の稲取で１３８.５ミリなどとなっています。下田市と南伊豆町には土砂災害警戒情報が発表されていて、静岡地方気象台は警戒区域に住む人は安全な場所に速やかに避難するよう呼びかけています。

下田市と南伊豆町全域に「避難指示」

藤井章人記者：「午後１時４５分の下田市内です。現在雨はやむことなく降り続いています。駅近くの人の話によると、大雨の影響で人の数が少ないといいます」

　下田市と南伊豆町には５段階の警戒レベルのうち上から２つ目の避難指示が出されました。下田市の小学校では、市の職員が毛布などを用意し、避難者の受け入れる準備を進めていました。

下田市市民保健課　堀内裕太さん：「危険だと感じたときには遅いというのもあるが、なるべく早めに危ないなと思ったら避難してもらって、身の安全を確保してもらうことが大事」

　下田市は市内全域の１万６６６世帯、２万６６９人、南伊豆町は町内全域の３８９３世帯、７９５０人が対象で、下田市では３世帯８人が避難しました。あす２日に予想される１時間雨量は、いずれも多いところで６０ミリ。
あす午後６時までの２４時間では、県内全域で２５０ミリと予想されています。その後も、あさってにかけて断続的に大雨が降る見込みです。土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水と河川の増水に警戒してください。