気象台が「桜の開花」発表…静岡市には桜が見ごろのポイントも 「シラス漁」に「彼岸の中日」…3連休最終日の静岡県
桜の開花
21日午前9時、静岡地方気象台の担当者が敷地内にあるソメイヨシノの標本木を一輪一輪確認し、基準の5輪を上回る10輪以上の花が開いていたことから、「桜の開花」を発表しました。平年より3日早く、去年より1日遅い開花です。
静岡地方気象台 丹羽和彦防災業務係長:「ここ最近寒くなって非常に寒暖差が大きい状態でしたので、正直いつ咲いたらいいのかと桜自身が悩んでいたと思います、迷っていたと思います。ずっと眺めていてもですね、今年は非常に大変でした」
親子:「立ち会えてうれしいです。また春が来ていい年になるといいなと思いました」
桜は1週間から10日ほどで、見ごろを迎えるということです。
東照宮のしだれ桜は見頃
白鳥衛記者:「静岡ではソメイヨシノの開花が発表されましたが、こちら久能山東照宮のしだれ桜は、早くも見頃を迎えています」
ソメイヨシノよりも、少し早咲きのこちらのしだれ桜。戦前に植えられました。金の御社殿にシャワーのように降り注ぐピンクの花びらが見どころの一つ。
観光客:「昔からあるものは疫病に負けずに生き残ってきたものだと思いますので、そういった力はあやかれたらいいなと思います。2月末がピークって調べてたんで、もうちょっと終わってるかなと思っていたんですけど、見られて良かったです」
しだれ桜の見頃は来月初旬までです。
彼岸の中日
21日は彼岸の中日。静岡市駿河区の牧ケ谷霊園にも、朝早くから家族連れなどが
墓参りに訪れました。訪れた人たちは墓石を丁寧にふき、花や線香を手向け先祖を供養しました。
墓参り来た人:「みんなが元気で過ごすようにと、コロナも早く収まって平和でなくちゃね」
霊園によりますと、墓参りに来る人の数は例年通りですが、コロナ禍で、少人数での墓参りが増えているということです。
シラス漁始まる
21日からはシラス漁も始まりました。磐田市の漁港では、朝早くから20隻ほどの漁船が出港。漁船が港に戻ると、ケースに入ったシラスが次々と運ばれ、初競りが行われました。
磐田漁協によりますと、21日の水揚げ量は13.9トンで、例年並みだということです。
遠州漁業協同組合 安間英雄理事長:「大変な状況ではありますが、今年は大いに期待していきたいなと。色んな工夫を凝らして頑張っていきたい」