【台風15号】天竜区の土砂崩れの現場 業者が産廃が運び込んでいた… 浜松市が2014年に行政指導
9月に浜松市天竜区で発生した土砂崩れについて、市は2014年にこの場所に産業廃棄物を運び込んだ業者に対して行政指導を行っていたことがわかりました。
浜松市天竜区緑恵台では9月、台風15号の影響を受けて土砂崩れが発生し住宅3棟が損壊、3人がけがをしました。この崩落した土砂をめぐり、市は2014年に業者が運び込んだ土砂の中に瓦や砕かれたコンクリートなどの産業廃棄物が含まれていたことから、土砂を運び込んだ業者1社に対して行政指導を行っていたことが新たにわかりました。
市はその後、業者が産業廃棄物を撤去したことを確認していて、土地の所有者に対しても産業廃棄物を捨てないよう口頭で指導したということです。
土砂をめぐっては盛り土が造成されていた可能性が指摘されていますが、2021年熱海市の土石流災害を受けて国が県を通じて行った盛り土総点検では森林法などに基づく盛り土の届け出がなく、対象に含まれていませんでした。
市は第三者委員会を立ち上げ、今回の土砂崩れの原因や当時の市の対応などを調べることにしています。