断水がようやく解消 静岡市の対応に問題は?
台風15号の被害から7日で2週間。大規模な断水が続いていた静岡市清水区では6日夜遅く全てのブロックで断水が解消されました。
静岡市清水区では台風15号の大雨の影響で、興津川の承元寺取水口にがれきなどが流れ込み、区の8割に当たるおよそ6万3000軒で断水が起きました。市は自衛隊の協力を得て、たまった流木やがれきを撤去して、取水機能を回復させました。
また、壊れた水管橋の応急工事を行って、ブロック毎に水道管に水を通す作業を進め、6日午後11時15分に最後に残った和田島ブロック北地区で、飲み水として使用出来ることになったと発表しました。これで12日ぶりに、静岡市清水区全域で断水が解消されたことになります。
これだけの時間を要したことについて静岡市の担当者は。
● 静岡市上下水道局水道施設課 稲葉秀幸課長
「水管橋の復旧までに材料の手配等あって時間がかかったのと、その後の工事が終わってからの断水解消となったものですから、プラスして日数がかかってしまったのかなと思っています」
また、断水長期化の背景として興津川の取水口だけで区全体の8割の水を賄っていたことが
上げられています。
● 静岡市上下水道局水道施設課 稲葉秀幸課長
「他の区からの融通であったり、清水区で新たな水源を探すであるとか、少しでもリスクの分散を考えて、そういった新たな水源を検討して行けたらと思っています」