一部地域で水道の復旧遅れる可能性も 災害ゴミの回収もめど立たず 静岡市清水区

台風15号の影響で大規模な断水が起きた静岡市清水区では、残っていた和田島ブロックの8割で飲み水が供給されるようになりましたが、一部の地区の復旧は6日にずれ込む可能性が出ています。

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一部地域で水道の復旧遅れる可能性も 災害ゴミの回収もめど立たず 静岡市清水区

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一部地域で水道の復旧遅れる可能性も

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静岡市清水区では、台風15号の大雨の影響で興津川の承元寺取水口にがれきなどが流れ込むなどし、最大で区の8割に当たるおよそ6万3000軒で断水が起きました。市は残る和田島地区の断水を解消するため、宮嶋橋に仮設の水道管を設置する復旧工事を行い、1日から4500軒で水道管に水を通す「充水作業」を始めました。

 清水区宍原のこちらの住宅では、蛇口をひねっても水が出ず、今も自宅と給水所の往復が続いています。

●住民
「何にも出ない・・・」
「こんなに長く止められるとは思わなかった」

市は4日午後3時半、南地区の3700軒について水質検査で安全性が確認されたことから、飲み水として利用できるようになったと発表しました。まだ生活用水が出ていない北地区の600軒は、5日の供給を目指していますが、飲み水の供給については6日にずれ込む可能性があるということです。
 西地区の200軒は、一部地域で生活用水がまだ供給されていませんが、あすにも飲み水を供給する見込みだということです。

災害ゴミの回収時期めど立たず

画像: 災害ゴミの回収時期めど立たず

 一方、市は災害ごみの回収作業にも追われています。

「静岡市清水区天王地区です。この辺り、大雨の影響で多くの浸水被害に遭いました。今も道路には畳や家具を中心に多くの災害ごみが残っています」

清水区天王東のごみ置き場には、今も被災直後に運び込まれた災害ごみが残り住民を悩ませています。

●住民40代女性
「次の日、その次の日と日に日に増えて。
 ここも本当は(災害ごみを)置いてはいけなかった場所らしい  けど」

●住民60代男性
「みんな車はほとんどやられてしまったので、水没で自分の車、足 がないですよね」
「特に一人暮らしの人とか非常に困っていると思います。」

 市は、3日から清水区袖師町で災害ごみの大型仮置き場の運用を始めたほか、順次、道路や公園に置かれた災害ごみの回収作業を行うなどして対応をしていますが、天王東のごみ置き場の災害ごみについては回収時期の見通しは立っていな