濁流が住宅に…磐田市では敷地川の堤防が決壊して氾濫 24時間降水量は6カ所で観測史上最大 静岡
台風2号などの影響で、静岡県内では線状降水帯が発生し、各地で激しい雨が降っています。磐田市では川が氾濫しました。
台風2号から暖かく湿った空気が前線に流れ込み、けさから各地で激しい雨が降っています。2日午後6時ごろ、磐田市では敷地川の堤防が決壊し、氾濫が発生しました。ちょうどそのころ、濁流が住宅に押し寄せる様子が撮影されていました。警察や消防が被害を確認していますが、今のところけが人などの情報はないということです。
午後9時までの24時間降水量は、浜松市熊で453.5ミリ、藤枝市高根山で439ミリを記録するなど県内6カ所で観測史上最大となりました。
現在、県内全域に大雨洪水警報が出されています。
また、磐田市と袋井市、沼津市の一部地域に避難情報のうち最も危険度の高い「緊急安全確保」が発表されました。また、午後10時半現在、土砂災害警戒情報が発表されているのは、静岡市南部、静岡市北部、浜松市南部、浜松市北部、沼津市など30の地域です。
避難指示は静岡市、藤枝市、浜松市、熱海市、三島市など14市と3町に発表されています。また牧之原市、伊豆市、下田市など4市7町で高齢者等避難が出されています。
交通情報です。JR東海によりますと、東海道新幹線は一時、全線で運転を見合わせていて、その後、東京から名古屋の間で2日の運転を取りやめました。また、東海道線は午後4時ごろから熱海から豊橋の間で、上下線ともに終日運転を見合わせています。また、午後10時現在、雨の影響で新東名、東名ともに複数の場所で通行止めとなっています。