トイレの水は職員が川からバケツで… 断水が続くなか授業再開の小学校 静岡・清水区

断水が続く静岡市清水区の和田島地区には学校もあります。不自由な中でも授業が続けられています。

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トイレの水は職員が川からバケツで… 断水が続くなか授業再開の小学校 静岡・清水区

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梅田航平記者:「和田島ブロックの宍原小学校です。こちらではまだ断水が続いていますが、授業が再開しています。ただ足元には持参したペットボトルがあります」

 給水所となっている宍原小学校では断水の中でも授業が行われています。この小学校では台風15号による直接的な被害はなかったため、9月27日から学校を再開しました。授業再開にあたって、苦労したのは全校児童15人分の生活用水の確保です。

清水宍原小学校  
西澤伸明 教頭:「まず飲み水は給水車。それから本当にたくさんの方が県内県外いろんなところからお水を届けてくださったので、それで飲み水は確保できて一番心配だったのはトイレで、川から職員みんな子どもたちが帰ったあとにバケツを持って行ってそこから汲んできて・・・」

 給食も今週から再開していますが、学校から割りばしを配布。洗い物をなるべく減らせるように工夫がされています。そんな日常とはかけ離れた学校生活に子どもたちは─

小学6年生:「(断水に)慣れはしないけど、一週間前よりは楽になった。この辺の中学生とかも学校のトイレの水を汲んでくれたりしたって聞いているから、感謝。感謝の気持ちです」

小学6年生:「(水が出なくなって)全部人任せじゃなくて、自分ができることをまず優先してやるようにしている」

清水宍原小学校  
西澤伸明 教頭:「いままで通り普段通りの生活が(早く)送れるようになってくれればいいと思うし、逆に今回の水が出ない苦しさを、じゃあ自分に何ができるかということを今回のことを教訓にして自分でより良い行動がとれるようになってくれたら今回のことも無駄ではなかったのかなと」