『竜巻』被災地に無情の雨…飛ばされた屋根や窓にビニールシートやベニヤ板 知人宅に避難する住民も 静岡・牧之原市
白鳥衛記者(静岡・牧之原市布引原 5日午後2時ごろ):「被害の大きかった布引原の現場に来ています。本格的に雨も降り始め、時折強い風が吹いています。そんな中、復旧作業が行われています」
被災地に降る「無情の雨」。竜巻の可能性が高いとされる突風被害が集中した牧之原市布引原。午後になって雨が本格的に降る中、特産のお茶を保存する倉庫では、重機によるがれきの撤去作業が続いていました。
牧之原市では、あわせて住宅など160棟が突風の被害を受けました。その多くが瓦や屋根が飛ばされて天井が抜けたり、窓ガラスが割れたりするものです。
被災から4日で、初めて迎える雨。住民は飛ばされた屋根や窓にビニールシートやベニヤ板を張り、雨に備えていました。
突風被害を受けた住民(4日):「ひどいね。クローゼットが閉まっていたのが開いて、服も捨てたけど、とても着られない」
こちらの女性の家も、壁に穴が開いたり、天井がはがれるなどの被害を受けました。屋根にビニールシートを張るなどして応急処置はしていましたが…
突風被害を受けた女性:「雨や風によっては、(家の)中に雨が入ってくるかもしれない。なんか心配だね。大降りにならなきゃいいけど」
女性は今夜、雨に備えて知人の家に宿泊するということです。