土砂の総量は10万立方mか…土石流の起点の盛り土が崩壊・流出 幅・長さ100m深さ10m程度崩れたか 静岡・熱海市
静岡県熱海市で3日に起きた大規模な土石流で、静岡県は4日午後の災害対策本部会議で、土石流の起点にあった盛り土がすべて崩壊し、流出したと発表しました。
県によりますと、土石流の起点は海岸から2キロほど上流の地点です。起点の周辺では幅およそ100メートル、長さ100メートルほどにわたって、深さ10メートル程度が崩れたとみられます。周辺には開発行為による盛り土があり、土石流との因果関係はわかっていませんが、県はこの盛り土がすべて流れ出ていて、土石流による被害を甚大化させた可能性があるとしています。流れ出た土砂の総量は10万立方メートルと推定されています。土石流の起点について、県はあす5日から24時間態勢で監視を行う方針です。