水道水供給に向け「充水作業」始まる 一部で水が出るも…「完全復旧までは最低限の範囲で利用を」 区の8割…6万3000軒が断水の静岡市清水区

 台風15号の影響で、静岡市清水区およそ8割で発生している断水。市は、水道水を安定的に供給するための「充水作業」を一部地域で始めました。水が出るようになった地域もありますが、市は完全復旧までは最低限の利用にとどめてほしいと呼びかけています。

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水道水供給に向け「充水作業」始まる 一部で水が出るも…「完全復旧までは最低限の範囲で利用を」 区の8割…6万3000軒が断水の静岡市清水区

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区の8割が断水…自衛隊も給水作業

 静岡市清水区では、台風15号の大雨の影響で興津川の承元寺取水口にがれきなどが流れ込むなどし、区の8割にあたる6万3000軒が断水しています。市は、区内の小学校などに給水車を配置するなど対応を続けていて、27日は、新たに東海大学海洋科学博物館で自衛隊による給水も行われています。

 一方、市はけさから、一部地域で断水解消に向け、「充水作業」を始めました。「充水作業」とは、水道水を安定的に供給するために水道管内を水で満たす作業で、工業用水などが使用されています。きょう作業が行われたのは、興津ブロックと巴川ブロックの合わせて3万1000軒です。あす28日は庵原北部ブロック、あさって29日は三保ブロック、30日は富士見ヶ丘ブロックで作業を行うとしています。

画像: 区の8割が断水…自衛隊も給水作業

 充水作業が行われた地区では水が出るようになりましたが、市は、作業を迅速に終わらせるために、完全復旧の案内をするまで、トイレなど生活用水としての最低限の利用としてほしいと呼びかけています。