タレントの紗栄子さんも支援に…「映像を見て心が痛んだ」 大規模断水の被災地に多くのボランティア 静岡市清水区
9月26日夜の静岡市の東海大静岡翔洋高校。ドライブスルー方式で大量の救援物資を配る人たち。
紗栄子さん:「どうぞー」
紗栄子さん:「お水、積ませていただいてよろしいですか?」
被災者:「お願いします」
紗栄子さん:「お母さん、ご近所の皆さんにもお配りいただければと思います、よろしくお願いします」
市民に水を配っていたのは、タレントの紗栄子さん。3年ほど前に被災地支援などを行う団体を立ち上げ、活動を行っています。SNSのフォロワー数は150万人をこえ、世間に大きな影響力を持っている、いわゆる「インフルエンサ-」です。
紗栄子さん
「お父さんお家は断水されてます?」
「はい、断水です」
「後ろに今飲み水を積むので。こちらは生活用水です」
救援物資を受け取った人:「めちゃくちゃ助かります。ありがたいと思って。これも知り合いに聞いて来たんですけど、ギリギリ間に合ってよかったです。学生の人が(水を)積んでくれたのですごい助かります。本当にありがたいです。感謝しかないです」
前日の夜に急きょ決まったにも関わらず、SNSを通じて多くの人たちが訪れました。
この支援を企画したのは富士市に本社を持つアパレル企業。物資の配布を検討し、SNSで募ったところ、瞬く間に5つをこえる企業や団体が集まりました。さらに、在校生や卒業生などおよそ200人のボランティアも参加。中には県外から来た人も。
ボランティアで参加した人:「神奈川から〝原チャリ〟で来ました」
Q.ボランティア活動を目的に?
A.「はいそれだけで来ました。自分が行ける距離だし、一度目で見て、(同じ)日本に住んでるので、自分の経験として、人を助けることも将来やっていきたいことなので」
自身も2トントラック1台と乗用車3台に水や生活物資を積んでかけつけた紗栄子さんは。
紗栄子さん:「言葉にならないというか。全国ニュースで目にすることのない映像が、皆さまから送られてきて、本当に心が傷むばかりでした。長蛇の列を見ていかに困窮されているかということと、きょう2550ケースほどの水とその他の物資を持ってきたが、きょう全部なくなったりもしているので、そういう意味では引き続きの支援が必要だと感じた」
救援活動を企画した mocoa’s 其田一生 社長:「支援物資も全部、弊社と5?6社の会社の方々にご協力いただいて、全部みんな自分たちのお金を出して協力してもらって、僕らが見ているのも一部なので、全然届けられていない部分もあるし、まだ他にきょうをきっかけにまだやれることがあるのか、またみんなで話し合いながら、次のことができるかまた模索したいなと思います」