あなたの情報も流出しているかも…相次ぐサイバー攻撃 ハッカーが狙う“会員アプリ”の弱点 「100%防ぐのは難しい」静岡の企業も危機感

YouTube Video あなたの情報も流出しているかも…相次ぐサイバー攻撃 ハッカーが狙う“会員アプリ”の弱点 「100%防ぐのは難しい」静岡の企業も危機感
動画を再生

 サイバー攻撃による企業からの情報漏えいが相次いでいます。静岡県内でも被害が確認されていて、警戒を強める企業もあります。

 傘下にネットセキュリティ企業を擁する、大手IT企業のGMOグループも狙われました。グループ企業が運営するアンケートサイトが、サイバー攻撃を受け、会員の名前やメールアドレス、住所など、最大およそ95万件の個人情報が流出しました。今回の流出をめぐっては、被害も確認されています。

GMOリサーチ&AI
「一部の会員のポイントが、ご本人の意思によらず、Amazonギフトコードに交換されたことを確認しております」

 被害件数は611件で、被害総額は287万円分。不正に交換されたポイントは、運営会社が全額補填するということです。こうしたサイバー攻撃は静岡県内でも確認されています。

 警戒を強める企業も…。

ロジック 鈴木康祐執行役員:「正直驚きでもあるんですけど…」

タイムズカーからのメール
「お客様におかれましては、タイムズカーのご利用にあたり、ご提出いただいた本人確認書類情報が漏えいしていたことが確認されました」

 これは9月29日、番組スタッフのもとに届いたメールです。免許証の画像や住所の確認書類が漏洩したと記載されています。カーシェアリングサービス「タイムズカー」に対する不正アクセスでは、会員や退会済みの人の個人情報、最大660万件が流出しました。

あなたの情報も流出しているかも…相次ぐサイバー攻撃 ハッカーが狙う“会員アプリ”の弱点 「100%防ぐのは難しい」静岡の企業も危機感

 9月末から相次いでいる、日本企業へのサイバー攻撃による情報漏洩。専門家は、ハッカーらが狙う“攻撃対象”に1つの傾向があると指摘します。

元警視庁公安部(防犯コンサルタント)松丸俊彦氏:「企業本体を狙うのではなく、公式アプリの「会員管理システム」が攻撃の対象というのが最近の傾向」

 北海道を中心に展開するコンビニチェーン「セイコーマート」では、アプリ会員およそ57万人の個人情報が流出。チェーン店の「焼肉きんぐ」を運営する「物語コーポレーション」では、アプリ会員およそ1078万人の情報漏えいが確認されました。

元警視庁公安部(防犯コンサルタント)松丸俊彦氏:「アプリは企業本体の方のセキュリティシステムよりも甘い。会社本体ほどはしっかりしたシステムがなく、管理されているというのが実情」

 アプリの管理は委託先に任せている日本企業も多く、委託先のセキュリティの脆弱性を狙われる可能性があるといいます。

あなたの情報も流出しているかも…相次ぐサイバー攻撃 ハッカーが狙う“会員アプリ”の弱点 「100%防ぐのは難しい」静岡の企業も危機感

静岡県の企業も危機感

「顧客環境のセキュリティについての運用検討ということで…」

 サイバー攻撃に対する“危機感”は、県内でも…。

ロジック 鈴木康祐執行役員:「正直驚きでもあるんですけど、最近は色々な技術の普及によって、そういった外部からの攻撃というのも目立つようになってきた」

 こちらは浜松市で、ITシステムやソフトウェアの開発を手掛ける企業です。これまでに県内外の200以上の企業に、様々なシステムを導入。顧客のニーズに応じたセキュリティー対策を講じ、その後の保守・点検も担います。

ロジック 鈴木康祐執行役員:「お客さまの個人情報をこの中には持ち込まない体制をとっているので、社内から情報漏洩することがないように厳しくチェックしている」

 自社の対策にも注力する一方で、やはり気を揉んでいるのが、顧客のネットワークへの「サイバー攻撃」です。

ロジック 鈴木康祐執行役員:「本当に危機意識ですよね。個人情報もそうだが、(顧客の)企業の情報は開発したシステムの中に入っている状態なので、それが漏洩につながる」

あなたの情報も流出しているかも…相次ぐサイバー攻撃 ハッカーが狙う“会員アプリ”の弱点 「100%防ぐのは難しい」静岡の企業も危機感

 「サイバー攻撃は大企業だけの問題ではない」と、警鐘を鳴らします。実際に、県内でも被害の報告が相次いでいます。

 焼津市立図書館では、ホームページを運用する会社がサイバー攻撃を受け、7日からホームページにアクセスできない状況が続いていて、電話番号や氏名などの個人情報、およそ50件が流出した恐れがあります。

 こちらの会社では、顧客を含めて、サイバー攻撃の被害は確認されていませんが、セキュリティー対策の強化を検討するなど、対応に時間を割いています。

ロジック 鈴木康祐執行役員:「情報漏洩を100%防ぐのは難しいと正直思っている。なるべく迅速にそういった事象があった時にキャッチして、お客様と共有して対策を練って、システムが止まらない運用を目指すための提案など、迅速に対応することを心掛けたい」

あなたの情報も流出しているかも…相次ぐサイバー攻撃 ハッカーが狙う“会員アプリ”の弱点 「100%防ぐのは難しい」静岡の企業も危機感