急増する自宅療養者を独自に支援 静岡・藤枝市がパルスオキシメーターを貸し出し
静岡県内では新規感染者の急増とともに、自宅療養者も急増しています
藤枝市の始めた取り組みとは
おととい時点で自宅療養者数は4292人にのぼり、入院や宿泊療養施設に入る調整中の自宅待機者は273人となっています。そうした中、藤枝市が自宅療養者を対象に、あるサポートを始めました。
職員が袋に入れていたのは、パルスオキシメーターです。指につけると、血液の中の酸素の量と脈拍を計ることができ、肺から正常に体内に酸素を取り込めているかを確認するために、自宅療養者に保健所が貸し出しています。
現在、県内の保健所では静岡・浜松市の両政令市を含め、およそ4700台のパルスオキシメーターがあり、高齢者や基礎疾患を持つ人に優先的に配布しているということです。
感染者が誰でも借用できるパルスオキシメーター
自宅療養中に低酸素血症となり、重症化することを防ぐ役割があるパルスオキシメーター。藤枝市では急増する自宅療養者に対応するため、市・独自の支援策として新たに100台を用意。保健所による貸し出しの対象にならない、40歳未満で基礎疾患がない人のうち希望する自宅療養者に郵送で貸し出す方針です。
藤枝市 健康推進課
片山美津子課長:「保健所で借りられなかった方を対象に、どなたでも感染者であれば借りられることになっている。自宅で不安に思っている方もいるのかなというところで、是非この支援を活用して、自宅で安心して過ごしていただければ」
藤枝市内ではおよそ80人が自宅で療養していて、初日のきょうは30代以下の2人に発送したということです。