パソコンと偽造した印鑑でニセの「産地証明書」作成か ワカメの産地偽造事件で食品加工会社の社長ら3人を再逮捕 静岡県警
ワカメの産地偽装事件をめぐり、偽の産地証明書を作って取引先にワカメを販売していたとして、静岡県警は静岡市の食品加工会社の社長ら3人を再逮捕しました。
有印私文書偽造などの疑いで再逮捕されたのは、静岡市の食品加工会社の80歳の社長の男と工場責任者の70歳の女ら3人です。
社長と工場責任者は去年6月、中国などの外国産ワカメを「鳴門産」とする偽の産地証明書を偽造し、ワカメを販売した疑いが持たれています。
捜査関係者によりますと、2人は工場内のパソコンで徳島県鳴門市の漁協から入手した本物の産地証明書に似せた証明書を作り、偽造した印鑑を押して取引先に郵送していたということです。
社長らはこれまでに中国など外国産のワカメに「鳴門産」と書かれたステッカーを貼り、静岡市内の水産会社に出荷・販売した疑いで逮捕、送検されていました。
警察は容疑者らが数年前から産地を偽った証明書を利用し販売、利益を得ていたとみて調べを進めています。