【袴田事件】裁判所は警備上などの理由から9月の公判開始は無理との判断 検察はほぼすべての証拠を明らかに 第4回三者協議

いわゆる袴田事件の再審=裁判のやり直しをめぐり第4回の三者協議が開かれました。迅速な審理を進めることで三者が一致したということです。

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【袴田事件】裁判所は警備上などの理由から9月の公判開始は無理との判断 検察はほぼすべての証拠を明らかに 第4回三者協議

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 袴田事件の再審公判をめぐっては検察が10日、袴田さんの有罪を立証する方針を示し、審理の長期化が見込まれていました。

 弁護団によりますと、19日の4回目の協議で裁判所からは警備上などの問題で、9月の公判開始はできないといった話があったということです。

 検察からは再審公判に向けて、ほぼ全ての証拠が明らかにされたということです。

 また、再審請求で取り調べられた証拠は、再審公判でも取り調べることが分かりました。

弁護団事務局長 小川秀世弁護士:
「迅速に審理が進む可能性がある。大いに前進だと思う」

 裁判所は弁護団と検察に対し、8月末までに意見をまとめるよう求めていて、次回の三者協議は9月12日に予定されています。