熱海市土石流災害 伊豆山地区と熱海駅を結ぶ臨時バス運行始まる
先月、熱海市で大規模な土石流が起きてからあさってで2ヵ月です。きょう1日から、伊豆山地区と熱海駅を結ぶバスの臨時運行が始まっています。
高橋諒 記者:「午後4時前。現在、パラパラと雨が降ってきていて、肌寒く感じる。中腹部をみると、以前と比べてかなり、土砂が撤去されているのが確認できる」
熱海市伊豆山の現場では、午後から小雨が降り、今日1日も午前8時から民間の重機を使い、残るひとり太田和子さんの捜索活動や土砂の撤去作業が行われました。
高橋諒 記者:「今、伊豆山循環の方面に行くバスが出発した。約2ヵ月ぶりの再開」
また、きょうから土石流災害で運休していた熱海駅と伊豆山地区を循環するルートのバスが一方通行で臨時運行が始まりました。バスは逢初橋や伊豆山神社前などには停車しますが、工事区間内にある般若院前のバス停は、乗り降りが出来なくなっています。
岸谷地区の住民 70代:「出してくれるだけでもありがたいと思ってます。1時間に一本でも、私のような年寄りはとてもじゃない急な坂ばっかりだから歩けない」
岸谷地区の住民 60代:「少しはほっとしてますね。気分的に違いますね、やっぱり」
東海自動車株式会社 広報・CSR推進課 梅原重典 課長「復旧が進んで道路が相互通行可能になれば、早期に元の運行ダイヤに戻して、お客さんの利便性の確保ですね、早期にはかっていきたいと考えてございます」
東海バスによりますと、臨時の伊豆山循環バスは1日11便運行する予定で、災害前の15本と比べると4本少ないということです。