あなたに合ったお茶をブレンドするのは人工知能=AI 喜び、悲しみ、怒り…9つの感情を読み取り 静岡市
言わずとしれた静岡の名産お茶。このお茶を広くPRしようと、静岡市の大型商業施設・新静岡セノバでは5月30日から「茶祭」が開かれています。
静鉄プロパティマネジメント 大庭帆月季さん:「県内のお茶業界の方を応援できればという所と、セノバらしくお茶の魅力を発信していけたらというところで企画しました」
県内11の茶業者が出展する特設ブース。新茶はもちろん、茶葉を使ったスイーツや紅茶と掛け合わせたハーブティーまで自慢の商品がずらり。
茶祭の名の通り、まさにお茶尽くしでこの週末、多くの人が集まったのが
「technolotea」という体験イベントです。AIがその人にあったお茶をブレンドしてくれるというものです。脳波が測れるというヘアーバンドのような装置を頭につけて準備完了。普段、上司や先輩からの厳しい指導にちょっと疲れているという新人記者が体験してみました。
記者も体験
〇体験の様子
「1分間計測させていただきますね、リラックスで」
「はい、お願いいたします」
画面に表示されているのは、喜びや悲しみ、怒りなどAIが読み取った9つの感情を数値化したものです。
1分後。果たして結果は?
担当者
「比較的安定していますね」
分析結果を基に3つの茶葉をブレンドしてもらったのがこちら。いつも疲れを感じているという記者でしたが、AIが読み取ったのは喜び。この数値が突出して高く、脳波も安定しているという記者にぴったりなのはリラックス効果のある甘い香りのお茶でした。
各務実来記者:「甘い香りですね」
データから導く、新しいお茶の選び方。
体験者・女性:「意外に簡単で、これで自分にあったお茶が合組(ブレンド)されたかと思うと、とてもうれしく思います。リラックス効果が高いそうで、仕事の疲れも取れそうです」
体験者・男性:「お茶をブレンドすることは今までないので、大体買ったお茶をそのまま。これは楽しみですね、帰ってすぐに飲みます」
「茶祭」は19日まで開催されていて、各テナントとコラボしたスイーツやアルコール飲料などの期間限定メニューも販売されています。