浜松市の 遠州浜海岸重さ300㎏の鉄球を引きずりながら撤去 静岡県が処分へ
浜松市の遠州浜海岸で見つかった謎の鉄球が23日撤去されました。静岡県は一時保管した後に処分する方針です。
原川朋華記者:
「今鉄球が重機に引きずられながらゆっくりと運ばれていきます」
浜松市西区の遠州浜海岸で見つかった謎の球体。
おとといは警察官や県職員など30人以上が駆けつけ、物々しい雰囲気に。
球体は直径およそ1.5メートル。
全体がさびていることから鉄製とみられ、何かを引っかけるような突起もあります。
爆発物の可能性があるとして、現場周辺は一時立ち入り禁止に。
5回のエックス線調査の結果、中見は空洞で、危険性がないことが確認されました。
海岸を管理する静岡県は23日、鉄球の撤去作業に着手。
県の担当者:
「鉄球にワイヤーをかけて重機で引っ張っていく作業をこれから始めますので」
謎の鉄球が撤去される様子を一目見ようと、見物客も…。
原川朋華記者:
「今鉄球の突起にワイヤーの金具が引っかけられました。これからこの鉄球が撤去されます」
重機でつり上げて、重さを測ると…。
県の担当者:
「今、重機の計測器で測りましたところ、この鉄球の重さは約300kgと計測できました」
鉄球の重さは300キロと判明。
砂浜をゆっくりと引きずりながらトラックがある道路まで運び出します
鉄球は浜松市の建設会社に一時的に保管し、県が処分を検討するということです。
浜松土木事務所 沿岸整備課 福田達樹主査:
「浜松の皆さんは心配されたと思いますし、何なんだろうという興味も湧いたかと思いますけど、一連の漂着物の対応ができたということで安心しております」