飲食店グループ社長強殺事件 初公判で被告の男は起訴内容を一部否認 浜松市

浜松市で飲食店グループ社長を殺害した罪などに問われている男の初公判が開かれ、男は起訴内容を一部否認しました。

 起訴状などによりますと東京都板橋区の会社役員の男(43)は、浜松市浜北区の飲食店グループ社長 中田強太さん(当時38)に架空の投資話を持ちかけ、2700万円をだまし取ったうえ2019年12月、中田さんの自宅の前で包丁で首や背中を複数回刺して殺害した強盗殺人や詐欺などの罪に問われています。

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 きょうの初公判で男は「借金を返済する意思はあり、殺害して返済を免れようとはしていない」と起訴内容を一部否認しました。冒頭陳述で検察は「多額の借金があり、返済を先延ばしするため嘘を繰り返すなど悪質で、犯行前に着替えるなど計画性もある」と指摘しました。
 一方弁護側は「中田さんに『嫁と子どもを連れに行く』と脅迫され、頭の中が空白になったうえでの事件で、過剰防衛が成立する」と主張しました。