静岡県が委員会設置へ 熱海・土石流災害
いまだ17人が行方不明となっている静岡県熱海市の土石流災害で、県は、盛り土が崩れた原因や行政の対応を検証する委員会を設置する方針を固めたことがわかりました。
熱海市伊豆山の土石流発生から11日目。これまでに、10人の死亡が確認され、いまだ17人の行方がわからなくなっています。
崩落現場の起点付近にある盛り土と土石流の因果関係の究明が求められる中、静岡県は、盛り土の崩落原因や行政手続きを検証する委員会を設置する方針であることがわかりました。関係者によりますと、外部の専門家がメンバーとなり、盛り土の構造や、崩落原因を調べるチームと、行政手続きや、県や熱海市の対応について検証するチームを設けるということです。県はこれまで「盛り土が、土石流被害を甚大化させた」と指摘していて、これで本格的に原因究明が進められることになります。