修学旅行は遊覧飛行 上空から富士山を楽しむ特別な体験
きのう、午前8時半、
藤枝市立青島北中学校の3年生が訪れたのは静岡空港です。
実は、今年の青島北中学校の修学旅行は、
静岡空港から行く、「富士山を間近で見る、静岡上空、遊覧飛行」です。
静岡空港発、静岡空港行きという驚きのプランなのです。
〇 生徒は
Q飛行機乗ったことないよって人いますか~?
「富士山が見えるのが楽しみ。山頂が見えるんじゃない?山頂。
富士山の火口を見たり、駿河湾を見ることができるって聞きました。
音がすごいって聞いているので音が楽しみ。ゴーゴーって。」
もともと、青島北中学校は、
4月に2泊3日で京都・奈良への修学旅行を計画していました。
しかし、新型コロナの拡大を受けて2度の延期。
一時は中止も検討されたといいます。
ON 青島北中学校 櫻井 翼 学年主任
「今年は本当にコロナのことでいろんなことが縮小されてしまい、我慢を強いた部分があった。自分たちが住んでいる地域とか、富士山を見る機会もないだろうし、貴重な機会になればいいと計画した。」
この日のために、
2週間前から検温などの健康管理を行ってきた生徒たち。
テンションが高まる中、搭乗口に向かうと、そこに用意されていたのは、
生徒だけのために用意されたチャーター機です。
特別な経路を、通常よりも低い、高度5000メートルほどで飛ぶチャーター機。
自分たちが住む街をじっくり見下ろすことができます。
● 生徒の反応
「ねぇ、富士山、強い!つよい!つよい!すごい!でかい!高い!低い!
やば~、近いしかない。」
間近で見る大迫力の富士山に大興奮!
多くの生徒がその瞬間を写真に収めていました。
● 生徒 富士山を見た感想
「初めてで、飛行機に乗ったのが。だから感動しています、空から見れて。
遠くから見ると、富士山って青いってイメージがあって、こうやって間近で見ると青じゃなくて、オレンジとか、緑だとか、違いがしっかりわかる」
およそ1時間の特別なフライトを存分に楽しんだ生徒たち。
新型コロナの影響で、思い描いた修学旅行にはなりませんでしたが、
だからこそ、特別な思い出になったようです。
● 生徒
「京都とか奈良は大人になっても行けるけどこういう体験は修学旅行という名目がでしか行けないところで、とっても貴重な体験ができて感謝です。」
〇 櫻井翼学年主任
「最初はどういう反応をするか不安に思っていたんですけど、子どもたちの素直なリアクションを見ることができて、一生の思い出になったと思っている。自分たちの身近なところに、他県、世界に誇れるものがあることを誇りに感じながら、これからの人生を生きていってほしい。」