「連絡手段の確保として携帯電話などを」水難事故の救助体制を強化 海上保安部や消防による合同訓練 静岡・清水区
水辺のレジャーが本格化する中、静岡県内は水難事故が相次いでいます。救助体制を強化するため静岡市の清水港では海上保安部や消防による合同訓練が行われました。
県内では先月12件の水難事故が発生し、去年の同じ月に比べ倍となる6人が死亡。きのうも南伊豆町の弓ヶ浜海水浴場で、海水浴中の34歳の女性が重体となる事故が起きました。
水難事故が起きた際、すぐに救助に迎えるよう静岡市の清水港で海上保安部や消防などの合同訓練が行われました。訓練は関係機関の連携を深めるため8年前に始まりましたが天候や新型コロナの影響で5年ぶりです。
各務実来記者「現在、特殊なロープを使って、消防士が救助に向かっています。本番さながら、緊迫した雰囲気の中。訓練が行われています」
民間の船で傷病者が出たという想定で消防や警察のヘリコプターが出動し、空から救助する手順などを何度も確認していました。
清水海上保安部警備救難課 小林衛「今回の訓練を通じて各関係機関との連携を密にして、これからの救助体制を構築していきたい 連絡手段の確保として携帯電話等をお持ちいただいて、何かあった場合はすぐに海上保安庁であったり、救助機関、家族等に知らせられるようにお願いします」