【新型コロナ】5類移行で新たに患者の受け入れを始める医療機関は
新型コロナウイルス感染者の受け入れを巡っては、季節性インフルエンザと同じ5類へと移行されたことで、
静岡県は幅広い医療機関で対応できるよう体制を整備するとしています。
県内で新型コロナウイルス患者を受け入れる発熱等診療医療機関の数は5類移行に伴って1181カ所から1234カ所へとおよそ50カ所増えました。
西尾梓アナウンサー:
「こちらの病院は今回の5類移行で新たに発熱等診療機関として新型コロナ患者の受け入れを始めました」
加藤高志院長:
「今回受け入れとして新しく名乗りをあげたのは、ワクチンの接種のトータル数がかなり減ってきて、我々のクリニックも余力が少し出てきたので、その分協力させて頂こうかなと考えた」
こちらのクリニックは去年6月にも、新型コロナウイルス患者の受け入れに向け準備していましたが、抗原検査キットが品薄になり断念。
改めて、感染者数が落ち着き抗原検査キットも手に入るようになったためこのタイミングでの受け入れを決めたといいます。
ではどのような流れで感染者の対応にあたるのでしょうか。
加藤高志院長:
「流れに関しては普通のインフルの方は来ているので、5類だと安心して同じようにやるやり方もあるのかもしれないですけど、導線を分けるために、ここはビル診なのでエレベーターが共通になってしまう。僕らの方から駐車場に出向いて、そこで検体をとったり、お薬の話をしたりとか、おうちに帰ったときに指導させていただくというスタイルになっています」
クリニックを訪れる持病を持つ患者への感染リスクなどを考え、まずは駐車場での診療を決めたといいます。
加藤高志院長:
「5類になったといえ、でもまだ新型コロナになったばかりなので、どのような動きをコロナの患者さんがしてくるのか、同じような取り扱いで果たしてよかったのかということが検証されていないので。やりすぎかもしれませんけれども、クリニックの中に最初は入れずに、スタートしてみようと考えています」
加藤院長は5類になっても、引き続き注意が必要と話します。
加藤高志院長:
「今のウイルスの変異株がでて、がらっと状況が変わってしまう可能性がないわけではないというのが1点。もう一つは高齢者、心臓の病気の方、肺疾患などは重症化リスクがあるので、いくらその死亡率が下がったりICUの入院の数が減っているといっても、なるリスクの高い方は正しく恐れてケアを避けるということをしっかりした方がいいのではないかと思う。」