クーデター政権下のミャンマー不安に暮らす静岡県出身者

おとといのクーデターでミャンマーに住む県内出身者にも不安が広がっています。
現地に住む男性が当時の様子を話しました。

画像: クーデター政権下のミャンマー不安に暮らす静岡県出身者 youtu.be

クーデター政権下のミャンマー不安に暮らす静岡県出身者

youtu.be

おととい撮影されたミャンマー国軍を支持するデモ隊のトラック。
撮影したのは静岡市出身でミャンマーで会社を経営している松下英樹さん(56)。数日前から、街の様子に変化があったといいます。

〇 松下さんズーム取材
「幹線道路に軍隊が警備に出動したり、ヤンゴン郊外に戦車が移動したりしているなどの動画や写真が出ていた」

おとといのクーデターで、アウン・サン・スー・チー国家顧問らが国軍に拘束されました。
松下さんの自宅周辺では臨時休業する店もあり市民生活に影響が出ています。

〇 松下さんズーム取材
「日本のお客様とオンライン会議をしていたが、通信や携帯電話が遮断された」
「銀行に人が行って、現金を引き出すのに行列ができた。銀行はすぐに通信ができなくなったので業務を停止して」

現在は、国軍が市民に武力行使する事態には至っていませんが、スー・チー国家顧問の解放を求める市民の間にはこんな動きも。

〇 松下さんズーム取材
「鐘とか太鼓とか土管を叩いたりとかノイズを起こして、私も何事かと思って。これはちょっとやばいなという感じがあって、すぐ飛び出したが」

外務省によりますとミャンマーに住む日本人はおよそ3500人。
日本政府は安全確保のため不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。

〇 松下さんズーム取材
「10年前民主化以前に戻った、30年前社会主義時代にになるんだということで
 民意が踏みにじられたというより、すでに軍事政権に戻った」
「流血、武力行使にならないような冷静な対応をしてほしい」