台風8号被害からの復旧作業続く静岡・松崎町 元五輪選手・福士加代子さんもボランティア活動に参加
台風8号の被害を受けた静岡県松崎町では、きょう25日も復旧作業が進められています。氾濫した太田川上流部には、土砂の崩落を知らせる警報装置が設置されました。
白鳥衛記者:「台風8号による大雨の被害から、きょうでおよそ2週間が経ちました。氾濫したこちらの太田川の流木は完全に無くなり、現在は重機による土砂の撤去作業が行われています。また松崎町によりますと、今週末には奥の土砂が完全に撤去されるということです」
浸水などの被害が大きい松崎町雲見地区には、およそ50人のボランティアが集まり復旧作業を行いました。その中にはオリンピックに4大会連続で出場した、陸上の福士加代子さんの姿が。
Q:ボランティアに来た理由は?
オリンピック女子陸上 元日本代表
福士加代子さん:「たまたまきのうこっちに来たので。近くに泊まったこともあったので手伝えればと思って。掘っても全部とり切れる感じがしなかったので、再開までだいぶかかるだろうなと思いながら早く元に戻って欲しいなと」
松崎町では、およそ40軒の建物が浸水しいまだ40世帯断水が続いています。また土砂崩れが発生し空き家が半壊した太田川上流部では、きょう25日から土砂の撤去が始まりました。
白鳥衛記者:「きのう下田土木事務所によって、こちらの警報装置が設置されました。今後の大雨で同じような土砂崩れが起きた際には、赤色灯とサイレンで付近の住民に知らせるということです」
下田土木事務所によりますと、土砂が崩れた際には山の中腹部に設置したワイヤーが切れて下にいる住民や作業員に危険を知らせることができるということです。