焼津漁港冷凍カツオ窃盗事件 鹿児島に横流しした第2ルート分の3人の被告の刑事裁判始まる 静岡地裁

静岡県の焼津漁港で起きた一連の冷凍カツオ窃盗事件で、鹿児島に横流ししていたとされるいわゆる第2ルートに関わったとして起訴された3人の裁判が静岡地裁で始まり、2人は起訴内容を認めましたが、水産加工会社元社長の男は否認しました。

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 起訴状などによりますと、神奈川県の運送会社元社長(49)、水産加工会社元社長(57)、焼津市の会社員(47)ら3人は去年3月、焼津漁港で冷凍カツオおよそ10.7トン(=時価176万円相当)を盗んだ罪に問われています。
 12日午後静岡地裁で初公判が開かれ、運送会社元社長と会社員の2人の被告は起訴内容を認めた一方、水産加工会社元社長の被告は「共謀は一切していません」と、否認しました。冒頭陳述で検察側は、運送会社元社長と水産会社元社長の関係について、窃盗行為を「2人で話し合っていた」とした上で、「水産会社元社長が鹿児島県の漁協幹部に売却を持ち掛けた」と指摘しました。
 次の裁判は24日に開かれます。