「ストレスのはけ口として犯行に及んだ」 19歳女性にわいせつ行為の元医師に執行猶予付きの判決 静岡地裁

 当時19歳の女性にわいせつな行為をした罪に問われた静岡済生会総合病院の元医師の男に、静岡地裁は執行猶予付きの判決を言い渡しました。

画像: 「ストレスのはけ口として犯行に及んだ」 19歳女性にわいせつ行為の元医師に執行猶予付きの判決 静岡地裁

 判決によりますと29歳の静岡済生会総合病院の元医師の男は去年5月、静岡市内の路上で当時19歳の女性に対し、背後から腕を回し、胸をさわりました。

 静岡地裁の矢田部峻裁判官は、「女性が感じたであろう恐怖心などの精神的苦痛は大きい」「被告人はストレスのはけ口として犯行に及んだものであり、その身勝手な犯行動機は非難を免れない」と指摘。一方で、「被告人が再発防止のため、専門医療機関で治療を始めている」として、懲役1年4カ月、執行猶予3年を言い渡しました。