浜松学院大学の学長が懲戒解雇 学長選で提出した「研究実績」に不正
浜松学院大学の学長が学長選挙で不正を行ったとして告発された問題で、学校側は不正を認定し、学長を28日付で懲戒解雇としました。
興誠学園 柳川樹一郎理事長:「このような記者会見を開くということは、私にとっても大変残念なことであり、痛恨の極み。この度は誠に申し訳ありませんでした」
大学を運営する興誠学園は、去年3月に行われた学長選挙で、学長(75)が学園側に提出した研究実績に不正があったと発表しました。具体的には、養護学校の著書の内容をそのまま流用し、自らの名義で「新たな書籍」として提出していました。不正の発覚を受け学園側は、学長を28日付で懲戒解雇としました。
浜松学院大学では新たな学長が決まるまで、今井昌彦理事が学長職務を務めるということです。
学長は障害児教育を専門とし、養護学校の校長を経て2016年に学長に就任。去年の学長選挙で再選されていました。