「不要不急」「コロナ禍」には馴染み 「ウィズコロナ」は…「あまり使わない」 文化庁調査に静岡県民は

 新型コロナの感染が拡大して、1年半以上が経つ中で、先日、文化庁が、ある興味深い調査結果を発表しました。それは「国語に関する世論調査」。

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 「3密」や「濃厚接触」など感染拡大をうけて新しく生まれた言葉について、人々がどのように感じているかなどを調査しました。

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 対象となった8つの言葉の結果を見てみると、ウィズコロナ以外は半数以上の人が「そのまま使うのがいい」と回答。   
 中でも「不要不急」や「コロナ禍」は70%近くに上り、日常に馴染んできたことがうかがえます。

須藤誠人アナウンサー:コロナ禍で生まれた言葉の中で一番聞きなじみがあるっていうものあれば教えていただけますか?

御前崎市 30代女性:「コロナ禍」が一番やっぱり、でも「3密」もやっぱりニュースとか新聞でもよく聞きます。

静岡市 70代男性:「ソーシャルディスタンス」ってのは耳慣れない言葉だったから、余計印象に残ってますね。テレビで、それこそ何度も聞くようになって、普通に使っていい言葉なんだってわかりましたね。

静岡市 70代女性:「ステイホーム」しましょうって言われてるでしょ。あまり好きな言葉じゃないので。

Q.だからこそ、ちょっと聞く頻度とか耳に残るのも…。

静岡市 70代女性:そうですね、「ソーシャルディスタンス」と並んでるくらい多いかしらね。

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 「コロナ禍」や「ソーシャルディスタンス」は、なじみがある一方、違和感を持つ人が多いのが…。「ウィズコロナ」。

須藤アナ:これなじみないですか、言葉だけみて意味っていうのは、どうですか?

牧之原市 60代女性:ちょっと、恥ずかしいけど、わからないです。
                              
静岡市 20代男性:「ウィズコロナ」とか、あんまり使わないですね。

 「ウィズコロナ」については、「使うなら説明をつけた方がいい」「他の言い方をした方がいい」を合わせるとおよそ70%という結果になっています。
  
 また、「マスクを着けると話し方や態度などが変わることがあると思うか」という質問に対しては、およそ62%が「思う」と回答。変わる点については、「声の大きさ」や「発音」「相手との距離」などが上位に挙がりました。