ビルの屋上で採れたハチミツ 人気パティスリーやレスランで新スイーツが誕生 浜松市で期間限定販売
浜松市の新たな名物になるかもしれないスイーツが誕生しました。使われているのは意外な場所で採られたハチミツです。
ハチミツとクリームを合わせてタルトに敷き詰めたショートケーキタルト。砂糖の代わりにハチミツが使用されたチーズケーキ。これらのスイーツに使われているハチミツは、ビルの屋上で採られたものです。
2年前、市街地を活性化しようと三ヶ日町の長坂養蜂場が、市中心部にあるビルの屋上におよそ10万匹のセイヨウミツバチを放し養蜂を始めました。採れたハチミツは周辺の飲食店との商品開発に使う予定でしたが、新型コロナの影響で計画はなかなか進んでいませんでした。
計画開始から2年。満を持してきょう29日、味にも見た目にもこだわったスイーツがお披露目されました。
原川朋華記者:(チーズケーキ食べて)「濃厚で美味しい。ハチミツがチーズの甘さ引き立てていてピッタリです」
今回スイーツを手がけたのは市内の人気パティスリーやレストラン8店舗と調理菓子専門学校。ハチミツはコロナ禍で苦しんでいる飲食店を思い無償で提供されました。
長坂養蜂場
長坂善人 社長:「私たちだけでは何もできないが、街中で昔からスイーツ店を営んでいる店の力を借りて少しでもこの街中に人が集まって街中が活性化していけば」
キルフェボン浜松店
中重友希 店長:「ハチミツが街中でも採れるということを伝えながら、ケーキを通して皆様を笑顔にできたらと思っています」
養蜂場にパティスリー、そして飲食店。分野を超えてそれぞれの思いが1つになった
ハチミツスイーツ。屋上で採れたハチミツを使ったスイーツは、来月2日から17日の間、それぞれの店舗で販売される予定です。