一般会計で過去最大規模の新年度予算案を発表「子どもの安全安心」「東アジア文化首都事業」「危機管理」が3本柱 静岡県・川勝知事

静岡県の川勝知事は10日午後、過去最大の規模となる一般会計で1兆3703億円の新年度当初予算案を発表しました。

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一般会計で過去最大規模の新年度予算案を発表「子どもの安全安心」「東アジア文化首都事業」「危機管理」が3本柱 静岡県・川勝知事

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川勝知事:
「1つは子どもの安全安心。もう一つが(東アジア)文化首都の事業の展開。この2つの柱が危機管理ととともにあるので3本柱」

 静岡県の新年度当初予算案は一般会計で1兆3703億円で、台風15号に伴う復旧費が133億円あまり増えていることなどから、今年度と比べて59億3400万円増額となっています。

 台風15号による被害などを踏まえ、新たに25億円を投じて河川・土砂災害への対策を行います。

 また、牧之原市で起きた女児バス置き去り事件や、裾野市の園児虐待事件を受け、保育施設における不適切事案の再発防止策と安全対策を強化します。

 具体的には抜き打ちの送迎用バスの安全対策確認や巡回指導に2000万円、相談窓口の設置事業費に480万円などおよそ3億9200万円が計上されています。

川勝知事:
「安全対策をきちんとしていきたいということで4億円近く積んだ。これは従来の2倍になっている」

また、日中韓3カ国の都市が文化交流を行う「東アジア文化都市」の推進事業費として、4億9800万円を盛り込んでいます。

これらの政策の財源となる県税収入は、今年度より80億円多い4890億円と見込んでいて、国の補助を除く県の借金=県債は、今年度より44億4200万円少ない948億2500万円です。