東名高速で全焼したバス…出火原因不明で警察が再見分へ 運行会社は国に火災報告書提出「原因明らかにしたい」 静岡・牧之原市

 静岡県牧之原市の東名高速道路で、高校のサッカー部員らが乗るバスが全焼した火災。出火原因はわかっておらず、警察は今後、改めて実況見分を行う方針です。

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東名高速で全焼したバス…出火原因不明で警察が再見分へ 運行会社は国に火災報告書提出「原因明らかにしたい」 静岡・牧之原市

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 東名高速下りの牧之原SA付近で23日、島田工業高校のサッカー部員ら25人が乗ったバスが全焼した火災。バスの出火原因は分かっておらず、警察は今後、改めて実況見分を行い、燃えたバスを詳しく調べる方針です。

 バスを運行していた静岡県吉田町の吉田観光によりますと、全焼したバスは三菱ふそうが製造する「エアロエース」です。おととし9月に購入し、今月も定期点検を受けましたが、異常はなかったということです。

 「エアロエース」は客席上部の部品の一部に不備があったとして、去年9月にリコールの対象になっています。国土交通省によりますと、客席上部の読書灯やエアコンの基板の防水性が悪く、
結露して出た水滴が配線などにあたることで、最悪の場合、火災につながる恐れがあったということです。

 ただ、全焼したバスはリコールが発表された後、すぐに修理が行われていて、23日の火災も出火元はエンジン付近とみられることから、リコールと火災の関係性についてはわかっていません。

 吉田観光は23日、国土交通省に火災の報告書を提出し、「詳しい火災原因を明らかにしたい」と話しています。