静岡まつりは今週末も「お花見は宴会の自粛を…」 田辺市長が会見で呼びかけ
静岡市の田辺信宏市長は、きょうの会見で3日後に控える静岡まつりを念頭に、花見での宴会自粛を呼びかけました。
静岡市
田辺信宏市長:「大御所役に俳優の鈴木福さん、静岡出身の保阪尚希さんの両名を迎え、2年ぶりに大御所花見行列も行われます。夜桜乱舞を楽しみにしている市民の皆さんも多いと思う。来場される皆さんも事前の体調管理、あるいは消毒や黙食などのご協力をお願いして、皆で和やかにお祭りを盛り上げていきたい。暮らしを取り戻していきたいと願っている」
一方、静岡市内の現在の感染状況については―
田辺信宏市長:「減少傾向にはあるものの、10万人あたりの感染者数は高止まりしているという現状です。BA.2ステルスオミクロンのケースも高まっていることから、感染の再拡大が懸念される以上、まだまだ予断を許さない状況だと理解をしています」
きょう新たに333人の新型コロナウイルス感染が確認された静岡市。1日の感染者が300人を超えるのは6日ぶりです。10万人あたりの新規感染者数をみても、ここ1週間ほどは横ばいの状況が続いています。また3回目のワクチン接種率はきのう時点で33.1%。県全体では38.2%となっていて、やや遅れをとっています。
まん延防止措置の解除からきょうで1週間。田辺市長は感染対策と社会経済活動の拡大の両立の重要性を強調した一方、花見をする場合にも宴会は自粛するよう呼びかけました。
田辺信宏市長:「4月から人のにぎわいというものが出てくると思います。活発な消費をして経済活性化も図らなければなりません。やはりお花見をしたいという気持ちが多かろうと思います。宴会はできれば自粛してほしい。飲食の有無や人数に関わらず、騒ぐことは自粛してほしい。今、大声を出しすぎるということは感染拡大につながるリスクがありますので、そのあたりは節度ある行動をお願いしたいと思います」