ニホンウナギの資源回復を クラウドファンディングで放流資金の支援呼びかけ 静岡・浜名湖
あさって23日は土用の丑の日です。静岡県の浜名湖ではウナギの数を保持するため、地元の漁業団体などがクラウドファンディングで放流資金への支援を呼びかけています。
2022年の土用の丑の日は7月23日と8月4日。浜名湖養魚漁業組合によりますと、2022年の養殖ウナギの卸価格は、前年に比べ1キロあたり1000円から1500円ほど高騰。浜名湖のウナギ漁序盤にウナギの稚魚=シラスウナギが不漁で、出荷量が減ったことなどが要因としています。
そんな中、浜名湖の漁業組合やうなぎ専門店などで構成する団体は、8月からクラウドファンディングでウナギの放流資金を調達することにしました。プロジェクト名は「浜名湖発『二ホンウナギ資源回復プロジェクト』2022」。クラウドファンディングサイト「Ready for」で、8月1日から9月末まで実施します。
団体では2013年から二ホンウナギの資源回復を目的に遠州灘で親ウナギの放流を行っていて、これまでに放流した親ウナギは6453匹にのぼります。クラウドファンディングでの目標金額は事業費全体のおよそ1割にあたる30万円で、支援者には浜松市内のウナギ専門店で使える食事券などの返礼品もあるということです。
浜名湖発 親うなぎ放流連絡会
加茂仙一郎 会長:「美味しいウナギを食べやすい価格帯で食べてほしい。そのために何ができるかというと、卵を産むウナギをたくさん買ってそれを放流する。ぜひよろしくお願いします」