指示はあったの?なかったの?…否認の被告改めて「指示してない」 冷凍カツオ盗難事件 静岡・焼津漁港
静岡県焼津市の焼津漁港で盗まれたカツオが、鹿児島県に横流しされていたとされるいわゆる第2ルートの裁判で、水産加工会社元社長の男が「指示はしていない」と改めて起訴内容を否認しました。
起訴状などによりますと、神奈川県の49歳の運送会社元社長、57歳の水産加工会社元社長、それに焼津市の47歳の会社員の3人は、おととし3月、焼津漁港で冷凍カツオおよそ10.7トン(=時価176万円相当)を盗んだ罪に問われています。
3人のうち、唯一、水産加工会社の元社長が起訴内容を否認。これまでの公判で運送会社元社長は「水産加工会社の元社長から盗むカツオのサイズなどを指示された」と話していました。
2日の公判で水産加工会社の元社長は、「2人の被告と相談をしたことも、どの船からカツオを持ってくるか指示をしたこともない」と話しました。
また役割について「運送会社の元社長からカツオの単価やサイズの連絡が来て、自分が鹿児島の業者に連絡をして取引の折り合いをつけていた」と説明しました。