上下水道事業経営協議会の委員が興津川の取水口を視察 水道事情の脆弱性を実感 静岡市清水区
静岡市の上下水道事業経営協議会の委員らが去年の台風15号で被災した興津川の取水口などを視察しました。
三浦徹記者
「去年の台風の時に大規模な断水の原因となった興津川の取水口です。現在がれきは取り除かれ、興津川の水が取り込まれています」
視察を行ったのは今年度、新たに任命された静岡市の上下水道事業経営協議会の13人の委員らです。
委員らは去年9月の台風15号で清水区の大規模断水の原因となった興津川の承元寺取水口を視察し、市の職員から被災状況について説明を受けました。
女性委員:
「この一部だけであんなにみんなが苦労してしまうことになるんだと驚いた」
男性委員:
「まさかここだけの中で清水区の市民の25、26万の人たちの水を供給してるのもびっくりしました」
去年の台風では取水口ががれきなどでふさがり、最大で区の8割に当たるおよそ6万3千軒が断水12日後に解消されました。
静岡市は断水の長期化の背景にこの場所だけで清水区の8割の水をまかなっていた事を挙げ、新たな水源を検討する有識者会議の設置を決めています。