スズキ本社の食堂を実況見分 警察と消防が洗浄機や換気設備の稼働状況など詳しく調査 浜松市
浜松市の自動車メーカー・スズキの社員食堂で23日、14人が体調不良を訴え一部が一酸化炭素中毒と診断された事故で、警察と消防は24日、洗浄室内の機械などに問題がなかったかどうか実況見分を行いました。
原川朋華記者:「午前10時前です。警察と消防がスズキ本社に到着しました」
23日午後1時ごろ、浜松市南区のスズキ本社の食堂で20代から70代の男女の調理スタッフ合わせて14人が体調不良を訴え、そのうち50代の女性を含む複数人が一酸化炭素中毒と診断されました。
消防などによりますと、厨房には調理室や洗浄室があり、このうち洗浄室からは一酸化炭素が検出されたということです。当時、厨房にいた55人のうち10人ほどが洗浄室で作業をしていたとみられていて、この部屋に立ち入った人が病院に搬送されたということです。
食堂の委託会社によりますと、室内には食器を洗うための大型洗浄機など複数の機械があったということで、警察と消防は午前、機械などに問題がなかったかどうか調べるため機械メーカーの関係者の立ち合いのもと実況見分を行いました。警察は、当時の機械の稼働状況や換気設備が正常に動いていたかどうかなど詳しく調べています。