目の前で幼なじみの家が土石流に 静岡・熱海市 /9日午後6時

 土石流災害7日目の9日、静岡県熱海市伊豆山地区の被災現場では、1700人態勢で捜索活動が続いています。

画像1: 目の前で幼なじみの家が土石流に 静岡・熱海市 /9日午後6時

林輝彦アナウンサー(9日午前10時過ぎ) 
「午前10時半すぎです。8時ごろに行方がわからない方の捜索が中断されて2時間半がたっていますが、まだ活動は再開されていません。午前8時ごろ、そしてその40分後に2度にわたって土石流の起点付近で小さな崩落があり、中断されているようです」

 この影響で捜索活動は3時間にわたり中断しました。熱海市は伊豆山地区に引き続き、警戒レベル5の「緊急安全確保」を出しています。

画像2: 目の前で幼なじみの家が土石流に 静岡・熱海市 /9日午後6時

 伊豆山地区に住む男性。幼稚園からの同級生、太田洋子さんの行方が分かっていません。

男性
「もう気心知れてるから『よう!』っていうような感じで、最後に会ったのは6月ごろかな。それが洋子ちゃんとは、たぶん最後。幼稚園はこの下にあった。ちょっと細い道がいっぱいあるんですよ。そこ通ってみんな仲間を同級生を誘いながら行ったのは懐かしい。(ここ数年は)年1回日帰りのバス旅行に10人くらいでマイクロ借りて行っていた」

 太田さんの家が土石流に流される瞬間を見た男性。いまだその光景が目に焼きついたままだと言います。

男性
「上から見てたからね。ゴーっていう音と共にあの真っ黒い(土石流が流れて来た)。そしたら流されちゃって。それまで見ちゃったからね、ちょっとやばいなと思いました。(記憶から)消えないでしょうね。悲惨ですよね、あんな…。もうきょうで7日目だっけ、まだ期待は持っているけどね」