「子育てしやすい街に」 静岡市のシングルマザーの声 選挙に望むことは…

コロナ禍で仕事や収入に影響がでています。その中でも仕事と子育てに追われる人は政治や選挙に何を求めるのでしょうか。

画像1: 「子育てしやすい街に」 静岡市のシングルマザーの声 選挙に望むことは…

石光さん:「コロナになって収入が下がっているところが非常に多いですよね。夫婦で共働きのとこもそうですし、シングルの方は特に一人でね、大黒柱なので下がってしまっている。そこをどうやって稼がないといけないというところが、みなさん困ってますよね」

こう話す石光さん(37)。9歳と11歳の娘を育てるシングルマザーです。自宅では夕飯の支度から宿題の面倒まで毎日大忙し。

以前、保険会社で営業をしていた石さん。

離婚後、子どもを預けるところがなく仕事を続けることが難しくなりました。

石光さん:「仕事の時や仕事じゃない時もそうだが、子どもを簡単に預けられる場所がなかなかないので…」

そこで「ひとり親世帯や子育てをしている母親世代に優しい会社を」と、おととし起業しました。

石さんが経営する会社は企業から依頼されたチラシのデザインや動画制作などを登録している母親たちに紹介しています。

そのほとんどがパソコン1台あればできる仕事。現在、登録人数は130人でその数は徐々に増えています。

しかし、多くの母親と接したことで子育てをする環境に課題を感じたと言います。

石光さん:「これからの未来を担っていく子ども達のために例えば学校給食。全員が困っているわけではないが、現実問題、学校給食払えない家庭が多い。それを聞くと親としては心が痛い」

画像2: 「子育てしやすい街に」 静岡市のシングルマザーの声 選挙に望むことは…

その上で今回の衆院選を前に政治に期待することとは…。

石光さん:「子育てしやすい街になって欲しいですね。企業と連携して雇用を、お母さん達が働ける場所を斡旋していただいたりとか。そこから少しずつ変えていったら静岡市、県が子育てしやすい街になっていけばいいのかなと思う」