目標はあの聖地…静岡県内で3チーム目の女子硬式野球部が誕生 オイスカ浜松国際高校
スローガンは「エンジョイベースボール」
大きな声を出しながら、グラウンドを走る選手たち。キャッチボールを始めますが…グラブさばきは少しおぼつかない様子です。今月発足したばかりの女子硬式野球部。学校名変更をきっかけに創部しました。メンバーは1年生だけの11人。軟式野球やソフトボール経験者はいますが、硬式野球は全員未経験です。こちらの山田華那さんは中学時代は吹奏楽部。野球は友だちがやっているのを見るだけでした。硬いボール。怖くないんでしょうか?
山田華那選手:「思ったより楽しくて、中学生の時(吹奏楽部)より集中できる部活だなと思いました。人より練習するように意識しています」
チームスローガン「エンジョイベースボール」の通り、一見地味な基礎練習に和気あいあいと取り組んでいます。
松田真輝監督:「まず彼女たちには、野球を楽しむということを第一に考えておりまして、その先に大会での勝利というのが結びついてくれればなと考えております」
楽しむ姿勢は、選手のユニフォームにも。スクールカラーの紫を基調とし、背番号や帽子のロゴをピンクで縁取りました。選手が中心となってデザインしたものです。
安里成海主将:「全員が笑顔で、野球というものをみんなで楽しめるようなチームになりたいと思います」
目標は「甲子園」
2015年に1519人だった女子の競技人口は、去年2533人となる など硬式野球の裾野は広がっています。県内でも去年初めて、静岡市の東海大静岡翔洋で高校の女子硬式野球部が誕生。そして今月藤枝市の静清、このオイスカに相次いで創部。これで3チームとなり 県内での競い合いも今後注目されそうです。初心者が多いオイスカの初陣は7月。遠くにあの聖地を見据えています。
安里成海主将「私たちの3年間の目標は甲子園にいくことです。そのためには、人間性を高めるなどの基礎的なことから、全員で頑張っていきたいと思います。」