スズキほぼ満額回答…春闘集中回答日 組合側が一定の成果か 静岡県
17日は春闘の集中回答日です。新型コロナによる厳しい経営環境が続く中、県内主要企業の回答は組合側が一定の成果を勝ち取る内容となりました。
浜松市に本社を置く自動車メーカーのスズキは、組合側が定期昇給とベースアップを合わせて組合員1人あたり平均月額7500円の賃上げを要求したのに対し、7000円の回答を出しました。ボーナスは満額回答の5.3カ月分でした。
スズキは「新型コロナで業績が下がっている中、社員皆さんの協力をお願いしたい」と社員向けのメッセージを出したということです。
一方、大手楽器メーカーのヤマハは、月額2000円の賃上げ要求に対し、1000円の回答、ボーナスは満額回答の5.3カ月でした。
ヤマハ発動機は3000円の要求に対して、賃上げなし。浜松ホトニクスは満額回答の1000円でした。
各企業とも、新型コロナの影響による厳しい経営環境の中、満額回答も出るなど一定の成果が表れる形となりました。