浜松市の行政区再編へ 特別委員会で天竜区を残す方針

浜松市の行政区再編を議論する特別委員会が開かれ、天竜区を単独として残す方針が示されました。

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浜松市の行政区再編へ 特別委員会で天竜区を残す方針

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浜松市の行政区再編は区割り案のたたき台として、現在の7つの区を2つから4つに減らし、それぞれで天竜区を単独にする案と他の区に複合する案、あわせて6案をもとに議論が進められています。
一方で天竜区で行われた住民説明会では、「天竜区が他の区に複合されると、住民サービスが低下する」など不安の声が上がったことか、ら自治会長が市長のもとを訪れ、副市長を置くことや単独区として残すことを要望しています。
きょう31日の委員会では、委員から「過疎化や高齢化など地域課題があり、他の区と一緒になっても対策にならない」などの単独案を支持する意見が出る一方、「人口減少という課題を、今の住民で解決できるか懸念している。他の区と合わせる事で、市民の意識改革で発展できる」という意見も示されました。
また、再編後の街づくりの方針を問われた市側からは…。

浜松市 鈴木伸幸副市長:「これからも行政は、地域の皆さんといろいろ協議、話し合いをする中で、委員の皆さんの支援を得て、街づくりなり、地域振興策を図っていきたい」

天竜区の課題解決に関しては、独自の条例を作るなど柔軟に対応する事とし、特別委員会としては、天竜区を単独で残す方針が決定しました。

行政区再編特別委員会 高林修委員長:「区の行政区再編の議論がきっかけになって、改めて浜松市民皆さんがですね、天竜区について考えていただいたということについては、非常に感謝をしていますし、今後もその視点で協議をしていきたい」

今後は2022年5月に区割り案を正式決定し、市民からの意見聴取などを経て、2023年2月の条例議決を目指して行くということです。