盗難車のトラックで12時間以上かけて広島から静岡まで500キロを走ったか 県内では3時間にわたり警察とカーチェイス 54歳の男を逮捕
1日午後2時ごろ、静岡県森町で警察車両とトラックのカーチェイスが撮影されました。この2時間後には…。
トラックは森町から南下し、掛川市を走っていました。右の前輪がパンクしたのか、トラックは大きく傾いています。
トラックはタイヤの無いホイールだけの前輪で道路を削りながら、逃げ続けていました。数台の警察車両が、列をなしてトラックの後ろを追走します。
警察はトラックを運転していた広島市の54歳の会社員の男を公務執行妨害の疑いで逮捕しました。男はトラックを止めたあと、現場から走って逃げようとしたところを警察官に確保されたということです。
そもそもこのトラックは、一体どこから走ってきたのでしょうか。トラックの持ち主の会社は広島県福山市にあることが分かりました。
つまり容疑者は1日未明までに広島県でトラックを盗んだとみられ、12時間以上かけて静岡県まで、およそ500キロの距離を逃走してきたのです。
警察が容疑者に職務質問をしたのは、東名高速上り・遠州豊田パーキングエリアでした。その後、逮捕されるまでおよそ3時間にわたり、静岡県内で繰り広げられたカーチェイス。幸いにもけが人はおらず、警察が詳しい経緯を調べています。