真っ昼間にも…浜松市北区細江町で連続不審火 警察は連続放火の可能性も視野に捜査

 2月11日の浜松市の北区役所。駐車場には多くの消防士と警察官の姿が…。足元には焼け焦げた雑誌などが積み上げられていました。

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真っ昼間にも…浜松市北区細江町で連続不審火 警察は連続放火の可能性も視野に捜査

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3件目の不審火に…地域住民「不安」

北川彩アナウンサー:「2月11日正午ごろ、浜松市北区役所の敷地内にあるこちらの資源回収ボックスで不審火がありました。この中には3分の1程度、このくらいの高さまで雑誌などが入っていたということです」

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 当時、近くを通りかかった人が、火事に気付き警察に通報。火はおよそ30分後に消し止められ、けが人はいませんでした。近くに火の気はありません。来庁者が少ない土曜日だったとはいえ、大惨事につながる可能性もありました。

10代:「怖い。(家が近いので)自分の家に火をつけられたらどうしようと思う」

50代:「残念だし悲しい。火事を目の当たりにしたことがあるが、本当に足が震えた」

70代:「住民の皆さんとしては非常に不安になる。身近なことだからボヤとかあったら特に不安になる」

警察は連続放火の可能性も視野に捜査

 住民がここまで恐れるのには理由があります。北区の細江町では、これ以外に2件の放火が疑われる火事が起きているのです。

北川彩アナウンサー:「8日に不審火があったゴミ集積場です。今は実際に通報があった時間帯と同じ午後6時です。こちらのゴミ集積場の近くにはこのように街頭があり、また辺りにはたくさんの家が立ち並んでいます。ただ周りを見ても薄暗く、人通りはありません」

 火事があったのは8日と9日で、現場はいずれも北区役所から車で5分ほどの住宅街。8日にはゴミ集積場のカラス除けのネットが、9日は集積場にあったゴミが燃えました。

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 2つの現場の位置関係は道路を挟んで、100mほどしか離れていません。

近隣住民:「30年くらいここに住んでいるが、全然そういったことはなくて初めてなので、多分皆さんびっくりしていると思う。ちょっと怖いなと思って家の周りものをしまうようにしている」

近隣住民:「消防車がきて驚いて、どこに行くのかと思った。(家の)目の前にきた。見に行ったら、カラス除けのネットがきれいに燃えていた。(ゴミ集積場の裏が)今この草の状態なので、燃え移ると大変だなと思って」

 乾燥が続いていた中での不審火。ゴミ集積場の裏手には人の背丈ほどの草が生い茂っていました。

 警察は3件の火事について、連続放火の可能性も視野に捜査しています。