市街地の屋上で採れたハチミツ〈街みつ〉をコロナ禍で苦しむ飲食店に・浜松市
浜松市の意外な場所でとられたハチミツを使って新たな料理が誕生しました。スイーツに続く第2弾です。
地場産の豚肉「春野ポーク」と野菜をハチミツを加えたマスタードで和えたスペアリブ。
黒トリュフとマッシュルームのペーストに、ペコリーノチーズをトッピングし、さらに上からハチミツをかけたピッツァ。
これらの料理に使われたのはビルの屋上で採れたハチミツです。
おととし、市街地を活性化しようと三ヶ日町の長坂養蜂場が市中心部にあるビルの屋上におよそ10万匹のセイヨウミツバチを放し養蜂を始めました。
今年春には採れたハチミツを使って周辺の飲食店とスイーツを開発。
今回は第2段としてスペイン料理店や和食料理店など新たに9つの飲食店とタッグを組み、ハチミツを使ってバリエーション豊かな料理30品が完成しました。
こちらは皮目を焼いたチキンに、ハチミツが混ざったオーロラソースをかけた一品。
●原川朋華記者:
「いただきます。ソースがまろやかな甘みがあってお肉もジューシーで美味しい」
今回も、料理に使われているハチミツは、コロナ禍で苦しんでいる飲食店のために無償で提供されました。
●娯座樓 厨房スタッフ 古橋直樹さん:
「ハチミツが大変香りが素晴らしくて、その香りを活かすような料理を考えました。街みつとマッチしたお料理を楽しんでいただいて浜松の街中を盛り上げてもらえればと思います」
●長坂養蜂場 長坂善人社長:
「今回は飲食店なので、夜も楽しんでいただけるということでお酒、街みつを使ったハチミツ酒、ミードを作らせていただいたので、ハチミツのお料理とお酒をぜひ街中のお店で楽しんでいただけたらと思います」
ハチミツを使った料理はきょうから今月末までそれぞれの飲食店で提供されます。